老人に多い口内炎


<舌の萎縮>

なんか、つるっとした赤っぽい変な感じの舌ですね。舌の表面には舌乳頭というのがありますと言うお話を別の項でもしました。

これは、その舌乳頭が萎縮してしまったのです。もちろん老化現象もあります。他に、ビタミンの欠乏や鉄の欠乏(鉄欠乏性貧血)などでもこういった舌が見られることがあります。こうなると、味が感じにくくなります。(特に食事にZn亜鉛が足りないときなど)ぴりぴりもしてきます。治療は、口の中を清潔に保ちます。痛ければ軟膏なども使用します。足りない栄養素を補給します。

<舌炎>

舌にも、色々な炎症が起きます。これは、バイ菌や、真菌(かび)やウイルスなどが原因となって舌に起きた口内炎と考えて下さい。特に、お年寄りなど、体調の悪化したときに起こってきます。お口の中を清潔にして、体調が戻れば、治ってきます。

<カンジダ症>

お年寄りは、体の抵抗力が若い人よりも弱っています。これは、カンジダという真菌(かび)の一種ですが、体調が悪かったり、抗生物質を長く飲んでいたりすると、ときどき出ることがあります。口の中を清潔にして、お医者さんへご相談下さい。

カンジダ症を顕微鏡でこんな風に見えます。表面の濃い紫の部分にカンジダ・アルビカンスという真菌が潜んでいます。

<口角炎>

唇の端のところが切れてしまって荒れたりして、痛いことがありますね。こう言うのを口角炎と言います。よだれを垂らす赤ちゃんや、総入れ歯になったお年寄りなどで良く見ます。普通の成人でも、体調が落ちたときなど、唇が荒れてきますね。身体を休めること。規則正しい生活をすること。特に、食生活。ビタミンは足りていますか?ストレスもためないこと!あまり長引くようでしたら、軟膏があります。 


 

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copyright 1997 by Takafumi Yamada